❼ 残代金の支払い・物件の引渡し

残代金のお支払い、固定資産税などの清算のあと、お引渡しになります。

 

■残代金お支払いの流れ

残代金決済の場所は、住宅ローンを借りる銀行で行う場合がほとんどです。

買主様、売主様、当社担当者、金融機関担当者、司法書士などの関係者が集まり買主様のローン実行、

残代金のお支払い、登記申請(売主様の抵当権抹消、売主様から買主様への所有権移転、買主様の抵当権設定)

を同時に行うのが一般的です。すべての手続きが終わってから、鍵を受け取り、引渡しが完了します。

★登記申請の手続き

・司法書士に所有権移転登記と抵当権設定(住宅ローン利用の場合)に必要となる書類を渡し、司法書士が書類確認を行います。

   ↓

★金銭の支払い(ローン実行)

・買主様から売主様へ売買代金の残金を支払います。また、買主様が負担することになる費用(引き渡し日以降の固定資産税、管理費等)を清算します。

   ↓

★関係書類・鍵の受け釣り

・売主様から引き継ぐべき書類(管理規約、取扱説明書など)と、対象物件建物の鍵を受け取ります。その後、引渡し完了確認書に署名・捺印を頂きます。

   ↓

★諸費用のお支払い

・仲介手数料の残金および司法書士への登記費用などの諸費用をお支払いいただきます。

■残代金決済時に用意するもの

 必要書類

□書類関係

・印鑑証明書・住民票

□諸経費

・固定資産税、都市計画税の清算金・管理費、修繕積立金の清算(マンションの場合)・登記費用(登録免許税、司法書士報酬等)・仲介手数料の残金

・ローン諸費用(事務手数料、火災保険料、保証料)

■引越しに必要な各種手続き

残代金の決済を済ませ物件の引渡しを受けたら、いよいよ引越しです。

スムーズな新居への入居を実現するために、しっかり計画を立てて、各種手続きを行いましょう。

 主な手続き  引越し前にすること  引越し後にすること  届け出先
 住民票の異動届

 転出日の前に役所へ転出届けを出

して転出証明書をもらう

・印鑑、本人確認書類など

 新住所を所轄する役所に転出証明書を

提出する。転居後14日以内に出す規定

があるので注意。同一市区町村内の引

越しであれば「転居届」を出すだけで可

・印鑑、転出証明書など

 市区町村役場など 

 

 
 印鑑登録の変更

 役所に転出届を出すと自動的に消

去されるので、いままでの印鑑登

録カードは返却する

 新住所を所轄する役所で再登録をする

・登録する印鑑

・本人確認書類など

 転校届

(公立小・中の場合)

 ➀学校に転校届を提出し、転校確認

書を受け取る➁市区町村役場に転出届

と転校確認書を提出し、転出学通知書

を受け取る③学校に転出学通知書を

提出し、在学証明書と教科書受給証

明書をもらう

 転入先市区町村で「転入届」と「転入学

通知書」を受け取り転校先の学校に転入学

通知書、在学証明書、教科書受給証明書を

提出する

・在学証明書、教科書受給証明書、住民票など

 電話の移転

 電話会社に電話をして新旧の住所、

氏名、引越しの年月日、移設希望

日を申し出る

 工事の内容にもよるが新設費用が

かかる場合がある。

 電話会社
 郵便の転送届

 郵便局にある所定のハガキに転居先を

書いてポストに投函する1年間は無料で

転送される

 転入先の届出は基本的には不要  郵便局
 電気、ガス、水道の移転

 所轄の局や営業所に連絡すると転出当

日にメーターの封印をしてもらえる

 転入先の局や営業所に連絡をして転入

当日に使えるようにしてもらう

ガスの開栓は立ち合いが必要

 各会社
 自動車の移転  転出時の届出は不要

 転居先の所轄警察署で車庫証明を受け

取り、登録変更申請書、住民票、車検証を

添えて、新住所所轄の車検場へ車ごと持ち

込んで新しいプレートの交付を受ける

・印鑑

 陸運局
 運転免許証の住所変更  転出時の届出は不要

新住所所轄の警察署に移転の旨を届け出る

・住民票

・印鑑など

 警察署

 ■住宅ローン控除の手続き

入居後の住宅ローン控除を受けるにはまず確定申告手続きが必要です。それ以降は、勤務先の年末調整で還付が受けられます。

 確定申告時に必要となる書類

 ・確定申告の用紙(税務署で取得)

 

・住民票・土地建物の全部事項証明書(法務局で取得)・住宅ローン年末残高証明書(借入先金融機関で取得)・売買契約書の写し・源泉徴収票

*床面積、築後経過年数により控除が受けられない場合があります。